らんちゅう飼育講座

らんちゅうを屋外飼育する方法とコツ

らんちゅうをFRPで屋外飼育

こんにちは、全国の愛好家、ブリーダーから良質ならんちゅうをみなさまにお届けしている三共組らんちゅうです。

らんちゅうは現在水槽で飼育されている方が多いですが、中には屋外飼育にチャレンジしてみようと思っている方も多いと思います。

実はらんちゅうは本来屋外飼育に向いている生き物であり、決して難しいものではありません。

具体的にどのようなことを準備して、1年にわたってどのようなことに注意しながら飼育していけばよいのか、ご紹介いたします。

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らんちゅうは屋内飼育よりも屋外飼育に向いている

らんちゅうの飼育環境で昔から一番良いとされてきたのは、屋内飼育よりも屋外飼育です。

愛好家となると、セメントでタタキと呼ばれる専用の池を自作し、ハウスを立てて飼育されている光景もよくありました。

実際屋外飼育で育ったらんちゅうのほうが、色が鮮やかに揚がり紅色の濃い発色が得られるなどの効果が高く、さらに自然に近い状態の方が健康をより長く保てるといったメリットもあります。

屋外飼育に強いらんちゅうの種類はある?

らんちゅうには、協会系、宇野系といった系統がありますが、同じらんちゅうで屋外飼育に強い弱いといった個体差があることは現時点で聞いたことはありません。

ただし、それまでに育ってきた飼育環境の違いで屋外に強い、弱いはあると思います。

屋内で過保護に育ってきたらんちゅうをいきなり屋外で飼育するのはやはり病気などのリスクがあるため避けたほうが良いですし、誰かから買う場合も屋外飼育する場合は、以前にどのような環境で飼育していたか、尋ねて見る必要がありますね。

らんちゅうは他の金魚と混泳できる?

らんちゅうと一般的な金魚の混泳させることは基本的に問題ありません。

ただし、らんちゅうと、長物といわれる体系の金魚との混泳は餌を食べる早さ、泳ぐスピードが違うことから、らんちゅうにとって住みにくいと感じる原因となるためあまりおすすめしません。

らんちゅうとの混泳で相性が良いのは、やはり同じ体型を持つ金魚です。

桜錦や江戸錦などらんちゅうの掛け合わせから作られた金魚だと違和感は感じにくいと思います。

ここからは具体的に屋外飼育を始める時に準備するものや注意点について解説いたします。

らんちゅうの屋外飼育に必要なもの

飼育容器

らんちゅうのトロ舟

FRP製品・トロ船が劣化がしにくく移動もさせやすく、屋外飼育にはおすすめです。

容器の大きさの選び方は魚の大きさ1cmに対し最低1Lの水が必要です。

魚の数を増やしたい!大きく成長させたい!といった目的で飼育を始める方は、余裕をもって大きめの飼育容器を準備してください。

エアーポンプ

FRP・トロ船等の容器で水換えをしながら飼育するスタイルの場合はエアーポンプが必須です。

夏場の日差しをカットするためのヨシズ

ヨシズ

直射日光があたりやすい場所に置く場合は夏の強い日差しをカットするためヨシズなどを合わせて購入しておきましょう。

害獣被害を予防するためのネット

害獣被害を予防するためのネット

屋外飼育の場合、以外に野生のネコやタヌキ、いたちに襲われてらんちゅうが食べられてしまうことがあります。

さらに近年はアライグマのような害獣被害が多く報告されています。

らんちゅうの飼育容器には必ず害獣予防のネットを掛けるようにして下さい。

ちなみにらんちゅう専門で飼育する場合は水草は好みません(付着した菌による病気の原因などになる可能性があります)

屋外飼育では水温の変化に特に注意する

そもそもらんちゅうは、変温動物なので、季節が暑くなったり寒くなったりしても、じわじわと変化する水温にはほぼ対応できます!

しかし、近年は一日の温度差が10℃くらいことも多くあり、このような環境だといくら変温動物でも大変です。

できるだけ1日の水温差が大きくならないように、暑い時期はヨシズなどで日陰を作る。 寒い時期は夜になったら蓋をかぶせる。といった日常作業が基本必要になります。

餌を与えるタイミングにも注意する

水温・水の状態と同じくらい、餌を与えるタイミングにも注意が必要です。

水温が低い時間帯には餌を与えないのは屋内でも同じなのですが、屋外飼育の場合水温が上がりすぎたタイミングでの餌を与えるのもよくありません。

特に夏場の水温が高すぎる時も注意してください。

らんちゅうの屋外飼育の四季を通じた飼育ポイント

屋外飼育の場合、季節によって飼育方法が微妙に異なることがあるため、春夏秋冬別に飼育で押さえておきたいポイントをご紹介します。

少し薄い青水が好ましく水温の変化が不安定なため水換えのサイクルや水の色に特に注意しましょう。

春の気候が安定するまでは、水換えは全換えではなくさし水や元水を多く残して水換えを行う事をお勧めします。

この時期は餌の食い込みが良くついつい多く与えたくなってしまいますが、天候が安定するまでは控え目にしておきましょう。

餌が多い状態が続くと、エラ病などになるリスクが高い季節です。

水温が上がり過ぎないように日陰を作る、水は綺麗な水を保つことが必要です。

高水温期は、水温が上昇する前の朝一番の水換えがポイントです。

水温が高くなったから水換えしてしまうと、病気のリスクが高まるため危険でありおすすめできません。

夏場は水温が安定しているため餌が少し多くても大丈夫!と思われがちですがあくまでも綺麗な水で飼育環境を管理できている場合のみです!

水が痛んでいる所へ餌が多くなってしまうとエラ病から他の病気を併発してしまう危険があるので注意してください。 (環境さえ整っていれば一番病気が少ない季節なのは間違いないです。)

魚の成長が楽しめるタイミングでついつい餌が多くなってしまうので量に注意しましょう。

朝、夕の水温が少し下がりだすとらんちゅうの食欲が一気に増すため餌を与えると腹付きが良くなったな!雰囲気が良くなったな!と飼育が一番面白いタイミングだけに餌が多くなることがあります。

調子が良い時こそ餌は控えめ!を心がけましょう。

また、季節が進んだ10月頃には、冬に向けての水つくり(青水)も始めましょう。

青水を作るようにして冷え予防をして管理する。 秋が深まるとともに水つくりをはじめ、青水にて冬場は冬眠させることが前提となります。

冬眠を始める目安は水温が10度以下が目安で、天候、水温を見ながら冬眠の準備をしましょう。

水温が10度以下になると極端にらんちゅうの消化能力が落ちてしまい、餌の消化不良による病気などリスクが高まります。

この時期だと他の季節では塩浴で治る初期段階での病気でも命取りになることがあります。

冬眠中はエアーレーションを入れる!入れない!どちらも間違いではありません。

しかし、水の状態を見て幕を張ったような状態、エアーの泡が伸びる、などの場合は冬眠中でもさし水などが必要です。

まとめ

らんちゅうの屋外飼育の方法について解説しました。 屋内飼育と比べ、屋外飼育は水温の管理が必要になるため、やはりひと手間かかることは否めません。

しかし、ワンランク上の発色の良い鮮やかならんちゅうになったり、長期的に見れば健康ならんちゅうを育てることにも繋がり、屋内飼育とはまた違った飼育の醍醐味があります。

三共組では、ご購入いただいたらんちゅうを屋外飼育する場合でも、お問い合わせ頂いたご質問にいつでもお答えする飼育サポートサービスを実施しています。

はじめての方でも飼育しやすいサポートグッズをお付けしたセットなども販売しておりますので、お気軽にご相談、お問い合わせください。

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